地域:岡山、和歌山

地域:岡山、和歌山

説明:「妖怪の総大将」として漫画やアニメで描かれることが多い「ぬらりひょん」。しかし、実際の伝承を調べてみると、強大な妖術を使うわけでもなく、ただ「勝手に人の家に上がり込む」という地味に迷惑な妖怪だったりします。 今回は、謎多きぬらりひょんの本当の正体と、なぜ総大将と呼ばれるようになったのかを調査しました。

  • 【妖 力】 ★★★
  • 【危険度】 ★★
  • 【遭遇頻度】 ★★
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ぬらりひょんのデータファイル

出没地域 岡山県、和歌山県など
危険度 ★☆☆☆☆(実害は少ないが不気味)
系統 里・家の妖怪
特徴 後頭部が長い、着物姿の老人
能力 認識阻害(そこにいて当たり前と思わせる)

 

【ぬらりひょん】とは?その特徴と正体

勝手にくつろぐ謎の老人

ぬらりひょんは、夕暮れ時など忙しい時間帯に、どこからともなく裕福な家に上がり込みます。そして、まるでその家の主人のような顔をして、お茶を飲んだりタバコを吸ったりしてくつろぎます。
家人が目撃しても、「あれ? この人は主人だったかな?」と錯覚してしまい、追い出すことができないと言われています。

 

伝承と由来

「妖怪の総大将」説の真実

実は、古くからの伝承で「ぬらりひょん=総大将」と記された文献はほぼ存在しません。この設定は、昭和以降の妖怪図鑑や漫画(特に水木しげる作品)によって広まった創作設定である可能性が高いとされています。
元の伝承では、岡山県の瀬戸内海に現れる「海坊主の一種」とされることもあり、とらえどころのない(ぬらりくらりとした)妖怪という意味合いが強かったようです。

 

【ぬらりひょん】に会える場所・ゆかりの地

1. 鳥取県境港市「水木しげるロード」

ぬらりひょんのブロンズ像が設置されています。総大将のイメージ通り、堂々とした姿で観光客を出迎えてくれます。

2. 和歌山県など

古い伝承では和歌山県の山中に出没するとも言われています。行列をなして歩く妖怪たちの先頭ではなく、しれっと混ざっている姿が描かれることがあります。

 

妖怪ラボの研究まとめ

「ぬらりひょん」という名前は、「掴みどころがない」という意味。権力者ぶっているけれど実態がない、社会風刺のような妖怪なのかもしれません。